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矯正歯科 睡眠時無呼吸症 入江クリニック 顎関節症

睡眠時無呼吸マウスピース 保険適用(紹介状をお持ちください)

矯正歯科の視点から診る 睡眠時無呼吸症

矯正歯科の視点から診る 睡眠時無呼吸症

大きないびき、昼間の眠気・・・ 無呼吸症かも知れません。

睡眠時無呼吸症「OSA(OSAH)」とは、寝ている間に気道がふさがってしまうなど、何らかの理由で呼吸が止まってしまう症状。
これによって体内に空気を取り込めなくなると、心臓に負担がかかって血圧が上がり、息苦しさから眠りが浅くなります。さらに熟睡できないことで慢性的な睡眠不足状態となり、糖尿病や脂質異常症、小児では夜尿症やキレやすくなる可能性もあります。

子どもや若い方も要注意

セファロ分析、8歳女性画像

OSA(OSAH)は肥満体系の中年男性というイメージが強いかもしれませんが、子どもでも油断はできません。矯正歯科治療をする際、口元の見た目を重視し、歯を抜いて矯正を行うことがありますが、これは潜在的な睡眠時無呼吸症のリスクを高める事にもなりかねません。

十分な睡眠時間があるのに寝起きが悪かったり、お子さんが昼間に居眠りしていることはありませんか?

測定結果のグラフ画像

これは当院で治療した8歳の女の子です。
この方には矯正装置装着前後の呼吸の状態(無呼吸・低呼吸の回数)とSpO²(血中酸素濃度)、呼吸音、体位を自宅で計測してもらいました。これを見ると10~20秒前後の無呼吸が20回以上観察されます。それに合わせて血中酸素濃度も低下しています。
矯正医なら必ず撮る頭部X線規格写真をもとにした、セファロ分析。黒線は正常な骨格のライン、赤線がこの方の骨格ラインを表しています。口元の写真(上:写真1)を見て大半の方が、前歯が突き出した、出っ歯だと思うでしょう。ところがセファロ(上:図1)を見てみると実は前歯が出ているのではなく、下顎が後方に入り込んでいるのが分かります。この方の場合、後方へ入り込んだ下顎が、顎の後ろにある気道を圧迫していたのです。
治療を開始して一ヵ月。「寝起きがとても良くなった」とお母様も効果を実感され、データ上も改善がみられます。
SASnetの快眠コラムに、睡眠時無呼吸症とその治療法について、矯正歯科 入江道文が寄稿しています。こちらもご覧ください。

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