歯のホワイトニングと亜鉛不足?

今日は、日本抗加齢医学会専門医・入江道文として、亜鉛不足をテーマにしてみましょう。

ヒトの体内には、30種類以上の微量元素と呼ばれるミネラルが存在しています。

これらの中で、鉄の次に多く存在する元素です。鉄は、貯蔵鉄という形で(血液検査:フェリチン)肝臓等を中心に貯蔵されますが、亜鉛は貯蔵する器官がないため毎日必要量を摂取しないと欠乏症となる可能性があります。

体内での亜鉛の機能として、

1)欠乏症による味覚障害の改善

2)傷の治癒促進

3)活性酸素消去

4)有害金属の排出

など、体に良い仕事をしてくれます。

ここで、歯のホワイトニングに関心のある方々には、「フィチン酸」や「ポリリン酸」配合の歯磨き剤を選択の基準のひとつとなるでしょう。

しかしながら、これらフィチン酸」や「ポリリン酸」は亜鉛の吸収を阻害する作用があることをご存知でしょうか?

もっとも、すべて口の外に出せば関係ないのかもしれませんが・・・。

亜鉛を摂取しすぎると、今度は銅の欠乏症状が起きる可能性が出てきます。ひとつ関与すると、いろんなところに影響が出る!

入江クリニックでは、医療サプリメントの相談もお受けしています。お気軽にお声掛けください。

歯ならび・顎関節症・歯科矯正・睡眠時無呼吸症マウスピース(スリープスプリント)ご相談下さい。

日本睡眠学会認定歯科医 日本矯正歯科学会認定医 日本抗加齢医学会専門医

投稿日:2016年9月3日 (Comment : 0)
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